季節のおすすめ花材「雪柳」

2024 8/03

雪柳は促成栽培された花の出荷が年明けに始まり、季節が進むにつれ、露地栽培されたものが出回ります。花が終わった後は新緑の季節。そして、夏の青葉、秋の紅葉の時季まで、長く親しまれている花材です。
春の流通量は多いのですが、いけばな人口の減少から、夏から秋のいけばな花材として使えるものが特に少なくなってきています。筋状の曲がりのない1年ものでなく、枝が張った曲がりのある2〜3年ものが、写景盛花の花材として好まれています。取合せに応じた花材の選定、いわゆる目利きが必要となります。各地域の生産者と情報を共有し、安定した出荷を目指しています。

いけばな花材を守るプロジェクトとは
豊友会と小原流が協力し、生産が減少している花材を積極的に利用することで、花の産地を支える取り組みです。

引用:小原流挿花6月号より