季節のおすすめ花材「姫百合」

2024 5/15

初夏からの写景盛花様式本位には欠かせない花材、姫百合。2024年からいけばな花材を守るプロジェクトの対象花材に選定されました。かつては日本各地に自生していましたが、山採りの花材は出荷されることがなくなりました。各地にあった生産地も減り、現在は数か所しか残っていません。生産時季になっても簡単に手に入る花材ではなくなってしまいました。代替品種でよく使用されている小輪系の透かし百合「オレンジココット」も含め、新たな生産地の開拓が迫られています。
6月中旬から下旬にかけての出荷が予想されます。ご使用の際は、お近くの朋友会会員店に早めに相談していただけると幸いです。

いけばな花材を守るプロジェクトとは
豊友会と小原流が協力し、生産が減少している花材を積極的に利用することで、花の産地を支える取り組みです。

引用:小原流挿花5月号より