歌詞などに使われていることから、「あざみ」という花の知名度は高いものです。しかし、トゲが痛く、地味な印象もあるからか、さまざまな花が並ぶ店頭で、あざみを好んで買っていく人はあまり見かけないような気がします。やはり他のいけばな花材と同様に、作品を通して、この花の魅力を伝えてゆくことが大切なのかもしれません。
夏の花の印象がありますが、切り花は4月から6月にかけて流通しています。高冷地で生産することにより、夏の取り合わせに対応できるようになるべく遅い出荷ができないかと、調整しています。
今年度から新たにいけばな花材を守るプロジェクトの推奨花材に加わりました。豊友会では、切れ間なく出荷できるよう、各生産地から供給がリレーできることを目指しています。
いけばな花材を守るプロジェクトとは
豊友会と小原流が協力し、生産が減少している花材を積極的に利用することで、花の産地を支える取り組みです。
引用:小原流挿花4月号より