いけばな花材を守るプロジェクトの推奨花材として、昨年から取り扱われるようになった花菖蒲。ハウスものから路地ものへと、出荷リレーがうまくつながると、花は比較的手に入りやすくなります。しかし、いけばな用として使える葉の入手が年々難しくなってきています。
いけばな用の葉は、花とは別品種で育てなければならず、花芽を摘む手間もかかるので、生産する人が減っています。このままでは、花はあるけど、葉は花菖蒲以外の植物から代用品を使うということになるかもしれません。そうならないよう、豊友会では、適正な価格で取り引きし、産地に栽培を続けてもらうことで、安定供給を目指しています。例年4月中旬から、5月中旬の出荷になります。研究会で使用する場合は、お早めに近くの豊友会会員店にご相談ください。
いけばな花材を守るプロジェクトとは
豊友会と小原流が協力し、生産が減少している花材を積極的に利用することで、花の産地を支える取り組みです。
引用:小原流挿花より